遺品整理・不用品回収 こんな業者にはご注意ください。
遺品整理・不用品業者の信頼度 チェックポイント
ここでは、信頼できる業者を選ぶためのチェックを挙げてみます。部屋の片付けを業者に頼むのは初めてという方や、「自分たちだけで片付けるのは無理かも」などと考えている人は目を通してみてください。
< 主なチェックポイント >
1.しっかりとした許可業者か?
2.電話での対応はどうか?
3.料金は明確か?
4.見積もりは分かりやすいか?
5.対応スキルはどのくらいか?
6.守秘義務や個人情報の保護が徹底されているか?
こんな項目で考えてみたいと思います。
1.しっかりとした許可業者か?
廃棄物の収集運搬許可を持っている業者かをチェックしましょう。行政からのこの許可がなければ、ゴミ処分を仕事にすることはできません。 まずは業者の「産業廃棄物収集運搬許可番号」を確認してください。
もう一つ、リサイクル品買取に必要な「古物営業許可」の所有もチェックしてみましょう。これは、都道府県警察が出す許可ですので、犯罪にかかわった者は取得できない資格です。
また、ホームページに会社の所在地、固定電話の番号などの表示がない会社は、NGです。
携帯番号のみとか、フリーダイヤルのみなど、警戒すべきです。
2.電話での対応はどうか?
遺品整理・不用品業者を選ぶ際、まずはホームページを見るという人が多いと思います。気にいれば問い合わせという流れになるわけですが、問い合わせは、メールではなく電話でしてみるとよいでしょう。
電話は、メールよりも業者の姿勢が顕著に現れます。ホームページやチラシが立派だからといって優良業者であるとは限りません。電話での言葉使いがなっていなかったり、質問にちゃんと答えてもらえなかったり、冷たく事務的な感じがしたり、社名や担当者名をきちんと名乗らなかったりといった業者は避けるべきです。
ちゃんとした業者かどうか、本当に経験豊富であるのかどうかも、少しやり取りすれば、担当者の技量や考え方も把握できると思います。親身の対応が感じられないところはNGです。
3.料金は明確か?
料金は高いより安い方がいいに決まっていますが、内容を比較せずにただ料金だけで選ぶのは禁物です。安かろう悪かろうでは意味がありません。
よく聞くのは、「必要なものを勝手に捨てられてしまった」「事前に不要なものを分けておいてもらわないと作業ができないと言われた」「家財や壁紙を傷つけられた」など、作業が雑であるとか、配慮に欠ける作業だったなどです。
安い業者の場合は、なぜ安いのかが明確でないと不安ですよね。料金設定についてきちんと確認しましょう。また、お客様からのクレームの少ない業者を選びたいものですね。
片付けの仕事は、既製品を買うように料金が単純に明確化できるものではありません。
料金の安さにこだわりたい人は、なぜ安いのかを問い合わせ、理由が納得できた業者に依頼してください。
4.見積もりは分かりやすいか?
実際に現地見積もりを取って予算面で問題がないかのチェックが最も重要です。
何社かの見積もりをとって比較するという人も多いでしょう。見積もりをもらったら、総計金額だけでなくその内容もしっかり把握しましょう。
不明な項目や料金設定はありませんか?
ざっくりとしすぎていて内容がよく分からないということはありませんか?
もし何か気になる点があれば、きちんと質問して確認しておくことが必要です。
さらに、作業依頼後に追加料金が発生することがないかどうかも、しっかり確認しておきましょう。ホームページで“いったん提出した見積もりに追加される料金はありません”などと謳っていれば安心できます。
料金が安いに越したことはありませんが、ずば抜けて安い業者は逆に怪しいと思っていいと思います。さまざまな経費を削ったとしても、ゴミの処分には相応の費用がかかるので、それを無視しての料金設定は不可能といえます。悪徳業者の場合は不法投棄も考えられるので、安すぎる業者はできれば避けましょう。
優良な業者の中には、「見積もりを担当したスタッフが作業も担当する」というところもあります。当日、知らないスタッフが来るより安心ですし、同じ担当者であれば、見積もり時に確認したことを踏まえて作業してもらえます。そのような約束をしてくれる業者であれば信頼できますね。
5.対応スキルはどのくらいか?
即日対応や日時指定は可能か、ハウスクリーニングはやってくれるか、予算に合わせたプランを提案してくれるかなど、こちらの希望にどのくらい応えてくれるかをチェックしましょう。
見積金額が予算を上回る場合には、予算内でできる最良のプランを提案してくれる業者なら安心できるでしょう。
また、経験と実績が豊富な片付け業者であれば、様々な難しい課題についていろいろな対応の引き出しを持っているものです。その差は、金額の過多にも勝るものがあります。
高齢の父が汚くしてしまった部屋を入院中に清潔にしようということで作業期日を決めたが、後日、介護保険制度を活用すれば役所の補助金を得られることがわかり、急遽作業内容を変更することにした。役所への申請、作業内容の変更、適切なアドバイスなど、すべて対応できる片付け業者だったので助かった。というケースもあります
逆に、対応スキルや実績の少ない業者の場合、
△作業を途中でやめられた
△料金を変更された
△ゴミを不法投棄され警察沙汰になった
△必要なモノまで捨てられた
△仕上げが悪く後悔した
こんなことが起きることは珍しいことではありません。
6.守秘義務や個人情報の保護が徹底されているか?
ゴミ処分の依頼にはさまざまな理由がありますが、人に知られたくない事情を持つ人も多いと思います。自分に部屋の様子や個人情報は、できれば人に知られたくないですよね。個人のお宅の片付けには、当然のことながら守秘義務があります。こうした情報の保護に関して明確な取り扱いが確立している専門業者を選びましょう。
守秘義務を重要視している業者は、作業中の配慮(大きな音を立てない、できるだけ目立たない工夫、大きな声で話をしないなど)も行き届いています。個人情報の記載された不用物の処分にも、溶解処理など、相応の対応ができる業者であるかどうかも忘れずに確認してくださいね。
このような業者には要注意!
・電話の対応が横柄だった。
・見た目や身なりが、信頼できない。
・他社の悪口ばかり言ってくる。
・部屋の隅々までチェックせず、概算だけ伝えてくる。
・書面で見積もりを出さない。
・他社との比較により、値下げ交渉したら値下げ幅が凄く、元値自体が怪しいのでは。値下げ根拠が疑われる。
・こちらの質問にしっかり向き合って答えてくれない。
・全部捨てようと強く勧めてくる。
・選別を手伝ってもらいたいと言ったら、「来る前に分けておいてくれ」と言われた。
現場では、このような不信感が多く聞かれます。営業スタッフの資質や会社の経営理念はどうなっているのでしょうか?このような業者に引っかからないようにお気を付けください。